看板には、オーソドックスな立て看板から最新のデジタルサイネージまで、いろいろな種類があります。そして種類が違えば、意識すべき看板のデザインも変わってきます。
では、どんな種類の看板がどんな用途に向いているのでしょうか?

主な看板9種類

まずビジネスシーンでよく見る看板の種類を列挙します。

  1. 屋上看板
  2. 壁面看板
  3. チャンネル文字
  4. 袖看板
  5. ポールサイン
  6. 自立看板、スタンド看板
  7. 野立看板
  8. 懸垂幕、バナー看板
  9. デジタルサイネージ

それぞれの種類ごとに特徴を見ていきましょう。

屋上看板

建物の屋上に出ている看板広告です。電車に乗っているとよく目にすると思います。
四角い看板が多いですが、ボウリング場の屋上に乗っているピンのように、お店らしさを打ち出した屋上看板もあります。

サイズが大きく、周りの木々や建物で遮られる恐れも少ないため、遠くからでも見える視認性の良さが魅力です。

ただ、特に住宅街の屋上看板の場合、そもそも高いところにあって人目につきにくく、近くの電車からしか見えない場合も多いです。しかし、車内では皆さんスマートフォンを使ったり本を読んだりされているケースが多く、広告効果はあまり期待できません。そのためインパクトを優先したデザインやキャッチフレーズを謳うなど、認知向上を目的とした使い方が良いでしょう。

壁面看板

店舗の入り口の上などに設置される壁面の看板です。また道頓堀のグリコの看板のように、広告枠として用意された建物の壁面に掲載するタイプもあります。

前者の場合、来店者の目印にするのが一般的な使い方です。

そのため店舗ロゴや店舗名などをメインに据えたデザインにします。また前を通りかかった人が興味を持ってくれる、さらには思わず入りたくなるように、デザイン性を優先した看板にする傾向があります。そのため広告というよりは、目印やアイキャッチとして用意される看板といったイメージです。

後者の場合、スペースが大きくて目につきやすいのが特徴です。

そのため、キャッチフレーズなど以外に、メリットや費用、電話番号など、ある程度の情報を載せられるメリットがあります。グリコの看板のようにインパクトを狙う使い方も効果的です。一方、枠が大きいため広告費が高いのが難点です。

チャンネル文字

箱文字とも呼ばれます。企業の自社ビルの壁に入っている自社ロゴのような、立体的な文字看板を指します。
効果の上では、壁面看板のように目印としての用途がメインとなります。LEDやネオンで装飾して、夜でも見やすくするケースも多いです。

袖看板

建物の壁面から張り出している看板や、商店街などで見られる両脇の壁をつなぐアーチのような看板を指します。突出看板とも呼ばれます。

こちらも広告というよりは、目印として目的が強いです。
ただ、周りに他の袖看板がたくさん出ているケースが多いので、目印として機能しにくいのが難点です。ほかの看板よりも、より目立つデザインやフレーズを意識しないと、埋もれてしまいかねないので気をつけましょう。

ポールサイン

道路を車で走っていると、一本脚や二本脚で立っている、駐車場やファミリーレストランの看板が目に入ると思います。こうした地面に支柱を立てて設置する看板がポールサインです。ネオンやLEDを取りつけて、夜でも見やすくしているケースが多いです。

物によってサイズや脚の長さが異なるため、形状に応じた目的で看板を制作しなければいけません。基本的には目印やサービス説明といった用途で使われます。

自立看板、スタンド看板

店舗の前などに立っている看板です。カフェの店先によくあるメニューが書かれた看板や、飲食店の前に置かれている「営業中」と書かれた看板などが該当します。脚が地面に埋まった常設のタイプもあれば、一時的に置かれるだけの看板もあります。前者を自立看板、後者をスタンド看板と区別して考える業者の方々もいます。

高さがないため、ポールサインのように遠くから目につく目印として使うのには向きません。一方、常設ではないタイプなら置く場所や角度を変えられるため、施設の前を通りかかる人の目に入りやすいデザインや向きにアレンジできます。この自由度が高さがメリットです。

野立看板

業者によって定義が異なりますが、広義には「屋外に立っている看板」、狭義には「当該施設から少し遠い屋外に設置される看板」が該当します。

具体的には、道路脇に見られる「お店まであと10km」「●●交差点を右折」のような看板や、新幹線から見える大きな看板などです。用途としては道案内などがメインとなります。集客増にはつながりにくいです。

懸垂幕、バナー看板

建物の壁面に垂らす広告が懸垂幕、バナー看板はその小さいタイプです。ポリエステル素材などの生地に写真や文字を印刷して制作する垂れ幕とお考えいただければと思います。前者はビルや百貨店などの大規模な商業施設、後者は店先などで使われるケースが多いです。

壁面自体に看板を出すのではなく上に掛ける形で使うので、掲載枠がなくても使えるのがメリットです。一方、形状が基本的に縦長のため、デザインが限られます。バナー看板は使い方が難しいですが、見た目が変わっていて通行人の目を引きやすいメリットがあります。

デジタルサイネージ

近年登場した、映像を流せる看板です。昔は商業施設などに設置された大型のディスプレイへ動画を出稿する利用スタイルが一般的でしたが、今ではディスプレイの小型化が進んで、利用しやすくなりました。

まだ世間的には珍しいので、興味から目を引きやすいのが特徴です。ただ、いつも映像を頭から見てもらえるとは限らないので、映像の作り方が難しい=通行人の心を一瞬で掴むのが難しいです。

看板の種類ごとの向いている用途まとめ

ここまで簡単にふれてきましたが、看板の種類によってどのような用途が向いているのか、簡単にまとめておきましょう。

種類 用途
屋上看板 ・店舗やサービスの認知向上
壁面看板 ・店舗やサービスの宣伝
・集客増加
チャンネル文字 ・店舗やサービスのブランディングや興味喚起
・店舗の目印
袖看板 ・店舗の目印
ポールサイン ・店舗の目印
自立看板、スタンド看板 ・店舗の目印
・店舗やサービスの宣伝
・集客増加
・店舗やサービスのブランディングや興味喚起
野立看板 ・店舗やサービスの認知向上
・店舗の目印(道案内)
懸垂幕、バナー看板 ・店舗やサービスの認知向上
デジタルサイネージ ・店舗やサービスの認知向上

 

用途が被る種類の看板は、店舗の立地条件や周辺環境などに応じて、導入する看板を変えるイメージです。袖看板が多い商店街では、埋もれないように自立看板やスタンド看板で差別化したり、周りが一般的な種類の看板ばかりならデジタルサイネージで動画を流して目につきやすくしたりですね。

このように、お客様によって導入すべき看板の種類は変わってきます。ただ、その選定は一般の方には難しいので、プロの業者のアドバイスを頼るのが良いでしょう。

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