外壁塗装の色選びで失敗しないための4つのポイント

外壁は風雨や陽の光を常に受けているので、他の部分よりも塗装の劣化が早く進みます。そのため定期的な塗り替えが必要です。
どんな塗料を使うかにもよりますが、一般的には5年から10年ごとに塗り替えるのが良いとされます。

塗装の塗り替えに際しては、塗料の機能性やコストパフォーマンスなどと並んで、色の選び方が大事です。
外壁は家屋に占める表面積が最も大きく人目につきやすいため、見る人の印象を大きく左右します。

塗料には大きく3種類ある

塗料には顔料、添加剤、樹脂の3種類があり、それぞれ役割が異なります。

  • 顔料
  • 添加剤
  • 樹脂

顔料は、外壁や屋根に色やツヤ出し効果をつけるために使われます。添加剤や色ムラを防いだり、塗装中に塗料が垂れたりするのを防ぎます。
そして樹脂は、建物を風雨や紫外線などの外的な悪影響から守るために使用されます。

単に色を変えるだけなら顔料で大丈夫です。ただ外壁塗装は、外壁や家屋を雨漏りなどの被害や経年劣化から守る上で重要な役割を果たしています。

そこで外壁を塗り替えるときは、一緒に建物全体の状態も確認しましょう。たとえば、過去に外壁から雨漏りが起こった場合、外壁塗装の種類を見直したほうが良いです。

外壁塗装の色選びで重要なポイント

この点を踏まえた上で、外壁塗装の色を選ぶときのポイントを見ていきましょう。大きくは次の4点です。

  1. 色と機能性を両立させる
  2. 屋根など他の部分と調和した色を選ぶ
  3. モデルルームなどで希望に近い色のリアルなイメージを掴む
  4. プロのアドバイスを仰ぐ

1. 色と機能性を両立させる

塗料を選ぶときは、色だけではなく、機能性も考えておきましょう。
基本的には樹脂製の塗料を使うことになるかと思いますが、これには大きく4種類の塗料があり、次のように特徴が分かれます。

塗料の詳細はこちらの記事に譲りますが、上表のようにアクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料の4種類に大別されます。それぞれでメリットとデメリットが大きく異なります。右に行くほど高機能ですが、そのぶん費用もかかります。

2. 屋根など他の部分と調和した色を選ぶ

外壁の色それだけを見てはいけません。屋根などほかの部分の色とマッチするかという視点も大切です。

ただ、家屋の全体的な色の調和だけ考えればいいかというと、そうもいきません。塗料を選ぶ際に機能性が重要だったように、色それ自体にもさまざまな機能があるからです。
たとえば、黒色は太陽の光をよく吸収するため、熱を持ちやすくなります。これは外壁塗装用の塗料も同様です。そのため外壁を黒色系の塗料で塗装すると、家屋全体が熱を持ちやすくなります。

大まかには色ごとに次のような特徴があります。

  • 黒色:汚れが目立たない、熱を持ちやすい
  • 白色:汚れが目立つ、熱を持ちにくい
  • 暖色:色あせしやすい(塗装の塗り替え頻度が高い)
  • 寒色:色あせしにくい、汚れがそこまで目立たない

基本的には汚れが目立たず、かつ熱もある程度は遮ってくれるグレー系の色が好んで使われます。
ただ、最近は塗料を作る技術も上がっており、暖色系でもそこまで色あせを気にせずに済むなど、どんな色でもある程度の機能性が担保されています。

3. モデルルームなどで希望に近い色のリアルなイメージを掴む

どんな色が良いかを考えるときは、モデルルームなどを見て、どんな配色が良いのか見るのをオススメします。というのも、写真などでは実際に見たときと色の映り方が異なるケースが少なくないからです。

また、天候も色の見え方に大きな影響を及ぼします。そのためできれば、晴天と曇天と雨天の3パターンで同じモデルルームを確認し、色の見え方がどう変わるか把握しておくと良いのがオススメです。

もちろん、モデルルームでなくともかまいません。自宅の周りを歩いて並ぶ家の外壁を確認するのも良いでしょう。周りの家屋との調和も重要です。とにかくインターネットで調べるだけで終わらせず、リアルに見るのが大事です。

面積効果について

リアルで確認するのが必要なもう一つの理由として、面積効果があります。これは広い面積に塗られるほど、明るい色は明るく、暗い色は暗く見えるという効果です。
外壁は表面積がとても広いため、インターネットで調べた色見本と実際にその色が塗られた建物を見たとき、ずいぶんと色の見た目が違うということが起こります。

オンラインで簡単にオススメの色を調べる方法

それでも時間が取れなくてオンラインで調べたいという場合、色見本サイトやカラーシミュレーションが行えるサイトなどを使ってみましょう。

たとえば、塗料業界のリーディングカンパニーである日本ペイントは、モデルハウスに自由に色を塗って配色を確かめられるサービス「カラーシミュレーション」を提供しています。
あくまで目安にしかなりませんが、ざっくり配色のイメージを掴むのに向いています。

▼カラーシミュレーション|日本ペイント

https://www.nipponpaint.co.jp/thermoeye/family/simcolor/index.html

また、どんな配色がいいのか科学的に知りたい人は、配色の基本原則について調べてみるのも良いでしょう。
よくデザインのコツとしていわれる「捕色」「類似色」などの色の基礎知識や「トライアド配色」「アナロガス配色」など配色のテンプレートを知れば、それだけでかなり選択肢が広がります。

▼配色選びに困ったら確認したい、色の組み合わせ用チートシート The Ultimate Combinations Cheat Sheet|PHOTOSHOP VIP

http://photoshopvip.net/95427

もっとも、このあたりを無理して調べる必要はありません。なんとなく「こんな色が良い」とだけ考えておき、細かい話はプロに任せるのがオススメです。

4. プロのアドバイスを仰ぐ

ただ、どれほど考えて選んでも、それが最適か判断できるのはプロだけです。そのため自分で考えるのは、あくまで希望だけにしておきましょう。
プロに相談するときは、必ず「色」だけでなく「機能性」の希望も伝え、それを両立できる塗料を選んでもらいましょう。前述のとおり、外壁は常に紫外線などの影響を受けており、塗料はそうした影響から家屋自体を守ってくれます。

必ず相見積もりを取ること

プロに相談するときは必ず複数の業者に相談して相見積もりを取りましょう。いきなり1社だけ選んでそこに託すのは危険なのでNGです。

まず、塗料の扱いは業者によって得手不得手があります。業者Aは得意だけど、Bはそうでもないということは珍しくありません。
また業者によって取り扱っている塗料は違います。そのため自分の希望が叶う塗料を業者が取り扱っていない可能性もあります。

あと外壁塗装の塗り替えを行った人たちから、しばしば「悪質業者にだまされた」という声を聞きます。
かつては外壁や屋根の塗装は悪徳業者が知識格差を利用して、法外な請求を吹っかけたり手抜き工事をしたりするのが常態化していました。最近は減っていますが、それでもまだこうした業者が幅を利かせているのも事実です。
そうした被害に遭わないためにも、必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう。面倒かもしれませんが、なるべく多くの業者の話を聞き、最も納得できた業者に頼むのが失敗しないコツです。
外壁塗装の塗り替えは決して安い買い物ではありません。しっかり準備しましょう。

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