はじめに

日々、株式会社ネオテックスには外壁の塗装やサイディングのカバー工法や屋根の吹き替え工事、内装の工事など様々なご相談をいただきます。今回はその中で外壁塗装のお話をさせていただきたいと思います。

最近このような相談がありました。

「外壁塗装したいのだけれどどうすればいいのかわからない」

すぐに現地調査を行い施工箇所の確認と無料のお見積りを提出しました。ご相談者様は3社で検討されていましたが、その結果、私ども株式会社ネオテックスにご依頼いただき、外壁塗装工事をさせていただくことになりました。

他にも外壁塗装をしたいけれど、塗り替え時期がわからない、施工費用がわからないといった方が多くいます。

今回は、この記事を読んでいただければ、外壁塗装について知ることができます。そして今抱えている悩みを少しでも解消することができるでしょう。

1.塗装について

毎日外気に触れている外壁塗装は日々劣化していきますので、使用年度に限度があります。塗料の耐用年数は一般的には10年と言われています。これはもちろん、塗料によって、もしくはおかれている環境によっては3~4年、6~7年とばらつきがあります。

耐用年数が過ぎたままの状態で、お家のメンテナンスもされずに住んでいると、シロアリや腐食の原因になってしまい、家自体が傷んでくるのです。

今回は、そうならないためにきちっとした知識をつけて対策をしていただくためのものです。皆さん一緒に外壁塗装について考えていきましょう。

1-1.外壁塗装のメンテナンスについて

外壁塗装にはメンテナンスが必要です。メンテナンスというのは外壁塗装の塗り直しの事を指します。これをしていなければ建物を傷めてしまうことになります。住み慣れた温かい家に少しでも長く快適に過ごしていただくためにも、外壁塗装というのは必要となってくるのです。

1-2.外壁塗装の耐用年数は塗料の耐用年数と建物の耐用年数が合わさったもの

まずは耐用年数について解説していきましょう。耐用年数というものは「寿命」のことを指します。これは、塗料だけ建物だけ見てもわかるものではありません。基本的に塗料の耐用年数と建物の耐用年数を合わせて計算します。

建物にも塗料にも使用できる限度があります。例えば木造(サイディング)の場合建物の耐用年数は22年と言われています。しかし、これはあくまでいい状態のままだとこのくらいの年数過ごせるよ、という数字だけの話です。外壁塗装のメンテナンスを行っていなければ、予定されていた年数にたどり着く前に家の劣化が先に来てしまいます。外壁は毎日太陽や雨や風にさらされています。ダメージをため続けているわけです。

外壁はいわば雨や風や暑さから建物を守る壁の役割をしています。つまり、塗料の耐用年数を超えてしまうとダメージは内側の建物まで侵食してくるということです。

年々耐用年数が落ちていく建物に追い打ちをかけるように外壁からダメージが来るとどうなるのか、だれもが想像つくでしょう。

そうならないためにも塗料について、ご説明させていただきます。

1-3.塗料の耐用年数

塗料に耐用年数があるということは先ほど説明したとおりです。では、実際どの程度耐用年数があるのか表で見ていきましょう。

アクリル系塗料4~7年
ウレタン系塗料6~10年
シリコン系塗料8~15年
ラジカル系塗料8~15年
光触媒塗料10~15年
ピュアアクリル塗料12~15年
フッ素系塗料15~20年
遮熱系塗料15~20年
無機系塗料15~20年

このようにそれぞれ耐用年数が違っています。この耐用年数は各メーカーが行っている促進耐候性試験(促進耐候性試験機と呼ばれる機械を使用して雨、風、熱風などの自然現象を人口で起こして塗料の劣化具合を調べる試験の事です。)

この表だけを見て順位をつけるとこのようになります。

1位フッ素系塗料・遮熱系塗料

2位ピュアアクリル塗料

3光触媒塗料

4位ラジカル系塗料

5位シリコン系塗料

6位ウレタン系塗料

7位アクリル系塗料

しかし、これだけでは判断材料として成り立ちません。なぜならそれぞれに特徴があるからです。この耐用年数を参考にして、続いては性能について見ていきましょう。

アクリル系塗料・耐用年数×
・価格安い
・最近使用する業者は減っている
ウレタン系塗料・耐用年数○
・価格安い
・使用する業者は減っている
シリコン系塗料・耐用年数○
・価格安い
・業者が良く使用していて信頼されている
ラジカル系塗料・耐用年数○
・7年前に発売された新塗料
・値段が低い
・今はこれが主流になっている
光触媒塗料・耐用年数○
・汚れなどがあっても自ら綺麗にする
・環境の変化に強い
・工事のコストがかかる
ピュアアクリル塗料・耐用年数◎
・防水性○
・値段が高い
・乾燥しにくいので時期によっては
長期の工期になる。
フッ素系塗料・耐用年数◎
・コストが高い
・光沢感○
・防汚性○
遮熱系塗料・耐用年数◎
・遮熱効果があり室内温度を保つ
・環境にやさしい。
無機系塗料・耐用年数◎
・劣化しにくさ○
・カビや苔が発生しにくい

耐用年数そしてそれぞれの特徴をあげてみました。それぞれ個性のあるのがわかっていただけると思います。

しかし、これだけではどうやって選べばいいのか、さっぱりわからないと思います。しかし、ご安心ください。選択肢というものは大きく分けて2つなのです。

1-4.塗料の選び方について

それは耐用年数が短く安いものか、耐用年数が長く高いものかです。耐用年数が短くて価格が安いものも悪いものばかりではありませんが、長い目で見てどちらのほうが最終的にコストパフォーマンスを高くできるのか、それを考えなければなりません。

それに塗装工事費用のほとんどは人件費と塗料費です。ですので、上の項目の塗料の単価を見て判断するのではなく、塗料と建物に対しての塗料の向き不向きや塗料の耐用年数を考慮して、長期的にみて得をするものを選ぶべきです。

1-5.塗料が示す危険信号

外壁塗料の塗り替え時はさまざまなサインを出しています。これらのサインは業者だけではなくお客様自身もチェックすることができます。6つほどチェック項目がございます。半数以上の現象が起きているようでしたら一度外壁塗装の工事の検討をおすすめいたします。それでは一緒に見ていきましょう。

金具部分の劣化

金具といいましたが金属部分の劣化ということです。意外かもしれませんが、例えば雨どいの接続部の事です。これは錆などでわかるものです。錆が激しいというのであれば一度業者に来てもらい、見てもらうことも必要となってきます。

ひび割れが発生している

塗料にひび割れが起きている場合も塗料が示す危険信号となります。ひび割れが発生するとそこから水などが入り込み、劣化の原因になります。先ほど申しました通り塗装は建物の壁です。建物が傷んでしまうと役割を果たせていないということになります。ですので、ひび割れは重要なチェックポイントの一つです。

この場合外壁を替えることもできますがコーキングという部分補修も検討の一つに入ってきます。

コーキングとはひび割れなどの隙間にコーキング材を流して、そこを埋める工事の事を指します。

外壁にカビやコケが生えてくる

これは顕著な例でほかにも汚れが目立ってくるなども塗料が示す危険信号となります。これらが現れるということは塗料の劣化が激しくなってきているということです。

外壁にチョーキング現象が見られる

チョーキング現象とはチョークのように触ると白い粉が出てくる現象の事です。一度お家の壁を触ってみてください。もしかするとチョーキング現象が発生しているかもしれません。これは早期剥がれの原因となります。薄く手につくようならまだいいですが、壁が真っ白になっているようでしたら、危険信号を出していることになります。

塗装が剥がれてきている

劣化によって塗装が剥がれてきているのでれっきとした危険信号です。塗装が剥がれてきているということは、建物と塗装の間に隙間が生じているということです。そこから水が侵入してシロアリの発生や腐食の原因となり、その結果建物を傷めることになります。

これまでの危険信号の中で一番重要なものなので、家の壁が剥がれているようならすぐにでも相談した方がいいでしょう。

このように外壁塗装は様々なサインを出しています。誰にでもできるチェックばかりですので、これを読んでいただいている方もぜひ行ってください。何かしらの現象が発生していて心配といった場合、私たち株式会社ネオテックスにご連絡いただければすぐに対応させていただきます。

関連記事

シロアリに関する内容はこちら。

最後に

これまで読んでいただいてありがとうございました。

ここでも書ききれなかったこともありますので、また次の機会にブログに書きます。

もしかすると難しかった、理解できなかったと感じている方もいらっしゃるかもしれません。その時は、私たち株式会社ネオテックスにご相談していただければすぐに対応させていただきます。
一度ご自宅に訪問し、無料のお見積りを出させていただきます。ご満足いただけるよう私たち一同頑張りますので、お気軽にご連絡ください。

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