屋根の面積を計算して塗装工事に備えよう!

屋根の塗装工事を考えたとき、費用がいくらかかるのか気になりますよね?
そこで複数の業者に見積もりを依頼すると思いますが、そのときに重要なのが屋根面積です。
屋根の広さによって塗料などの資材を準備することになるので、見積もりをとるうえで欠かせない項目です。

ですが、「あなたの家の屋根面積は?」と聞かれて即答できる人は少ないと思います。
この記事では、屋根の塗装面積の計算方法をご紹介します。

床面積よりも屋根面積が大きい

多くの場合、屋根面積は床面積よりも大きくなります。すぐに気がついた人もいるかと思いますが、屋根には「軒の出(のきので)」の部分があるので、その分床面積よりも屋根面積の方が大きくなるわけです。

また、屋根には傾斜がついていることがほとんどですので、やはり床面積と同じにはなりません。

床面積より大きいことを利用して屋根面積を概算できる!

軒や傾斜の分、床面積より屋根面積が大きくなることを利用して、大雑把な屋根面積を計算することができます。

まず、家の床面積を調べましょう。メジャーで家の縦と横の長さを測って面積を計算します。

次に、屋根の角度が「緩い」か「急」かを見てください。見た感じの印象でかまいません。「屋根の上を歩けそう」なら(実際に歩かないでくださいね)「緩い」、「お隣のお宅よりも急な角度だ」などでかまいません。

屋根の角度がわかったら、次の計算式に当てはめます。

  • 【角度が緩い】屋根面積=床面積 ✕ 1.2
  • 【角度が急】 屋根面積=床面積 ✕ 1.5

この計算式で、だいたいの屋根面積がわりだせます。

精度の高い数値ではありませんが、悪質な業者の見積もりを見抜く手がかりにはなります。

正確な屋根面積が知りたい!

もう少し精度の高い屋根面積が知りたい場合は、メジャーで実際に計測したり住宅図面を参照したりして「屋根投影平面積(やねとうせいへいめんせき)」を算出したあとに、「勾配伸び率(こうばいのびりつ)」を使って計算します。

何やら難しい言葉が出てきましたが、家屋の平面図があれば、算出可能です。

  • 屋根投影平面積 床面積と軒の出の面積を足したもの
  • 勾配伸び率   傾斜の角度による係数

図面がある場合傾斜は「4.5/10」のように分数勾配で表記され、下の表に当てはめて勾配伸び率を求めます。

尺貫法勾配分数勾配勾配伸び率
1寸1.0/101.005
1寸5分1.5/101.011
2寸2.0/101.020
2寸5分2.5/101.031
3寸3.0/101.044
3寸5分3.5/101.059
4寸4.0/101.077
4寸5分4.5/101.097
5寸5.0/101.118
5寸5分5.5/101.141
6寸6.0/101.166
6寸5分6.5/101.193
7寸7.0/101.221
7寸5分7.5/101.250
8寸8.0/101.281
8寸5分8.5/101.312
9寸9.0/101.345
9寸5分9.5/101.379

アジアポケット「屋根勾配伸び率表」より)

例えば、図面記載の分数勾配が「4.5/10」だった場合は、勾配伸び率が1.097なので、屋根の面積は以下の式から求めることができます。

屋根面積屋根投影平面積 ✕ 1.097

瓦、凹凸……屋根材の種類、形によって表面積も変わってくる

ここまで屋根の面積を算出する方法を見てきましたが、これはあくまで平面の面積です。波打ったデザインだったり、凹凸があったりすれば、「表面積」は大きくなります。

実は、屋根塗装において大事なのがこの「表面積」です。凹凸があっても表面全部に塗料を塗っていくわけなので、表面積が「塗装面積」となるわけです。

例えば瓦であれば1.08倍、瓦棒(かわらぼう)と呼ばれるトタン屋根なら1.24倍と、屋根材によって係数が存在します

その係数を掛けるのが屋根面積なので、どのような形の屋根だったとしても、面積を計算するのは無駄ではありません。

信頼できる業者を見つけるために

いかがでしょうか?屋根面積の計算方法は、数字や専門用語が多くて、少し難しかったかもしれません。

ですが、こういった分かりづらい部分で金額を多く見積もるような悪質な業者を見抜くために、少しでも知識をつけておくことは無駄ではありません。

この記事で得た知識が、信頼できる業者と出会える一助となれば幸いです。