雨漏りの修理を行う前に、業者は必ずお客様のご自宅・建物へ出向いて現地調査を行います。
この雨漏り診断は通常、費用はかかりません。ただ、より専門的な調査が必要になる場合は、別途費用が発生するケースもあります。

この調査費用は決して安いものではありません。業者や種類にもよりますが、十数万かかる診断もあります。
そのため、最初に「無料診断」と安心させて現地へ赴き、言葉巧みに不安を煽って不要な有料診断を受けさせる悪徳業者は、今でも多いです。

今回は、雨漏り診断にはどんな種類があるのか、それぞれの調査で何が分かるのか、適正な費用はどのくらいなのか、一通り見ていきましょう。

雨漏り診断の種類と費用相場

雨漏り診断には、大きく次の3つの診断方法があります。

・目視診断
・散水診断
・赤外線診断

どんな診断か、具体的に見ていきましょう。

1. 目視診断

建物を目で見たり、打鍵棒を使って目に見えない壁の奥を確認したりしながら、雨漏り箇所やその原因を探る診断です。無料で行ってくれる雨漏り診断は基本、この目視診断のみのケースが多いです。

また建物だけでなく、居住者さまへのヒアリングも行います。いつから雨漏りしているのか、雨漏りの頻度や量はどのくらいか。こうした調査も正確な修理には欠かせません。

2. 散水診断

雨漏りしていても、どこから水が浸水しているのか目視でつかめないケースがあります。このような場合、散水診断を行います。これは雨漏りが疑われる箇所にシャワーなどで水をかけ、実際に雨漏りが起こるか再現する方法です。

散水診断は、無料でやってくれる業者もあれば、費用がかかるケースもあります。また診断費用自体は無料でも、水道代は居住者さま負担ということも少なくありません。

もし散水診断が必要だと言われたら、必ず事前に費用がかかるのか確認しましょう。

3. 赤外線診断

雨漏りしている箇所が分かっても、具体的にどのような経路で浸水しているのか不明な場合があります。浸水経路が分からないと正しい修理が行えません。

そこで実施するのが、赤外線診断です。これは赤外線カメラで建物の内部の様子を調査し、雨漏りの浸水経路を突き止める方法です。
赤外線診断は基本、有料の調査です。無料で実施してくれるケースは多くありません。

この3つ以外にも、ガスを使って雨漏り箇所を診断したりする方法もあります。ただ雨漏り診断といえば、だいたいこの3つだと思っていただいて構いません。

雨漏り診断の費用相場

3つの雨漏り診断の費用相場を見てみましょう。

  目視診断 散水診断 赤外線診断
費用相場 無料 無料 15万円前後
備考 費用がかかることも。また無料の場合でも、水道代のみ自己負担の場合も。

 

この他の診断(ガスによる診断など)も、10〜15万円前後の費用がかかるケースが多いです。その他の診断も含め、有料診断の相場は基本10〜15万くらいが相場と考えていただければと思います。

ただ、これらはあくまで目安です。必ず業者のホームページを見たり、電話で実際に問い合わせたりして、しっかり確認してください

診断・修理を頼むなら「雨漏り診断士」の資格業者へ

ここまで雨漏り診断が具体的にどのような調査を行うのか見てきました。
とはいえ、一般の方が業者から言われた診断項目や診断結果が正しいか判断するのは困難でしょう。
そして、診断内容の正しさを判断できなければ、その調査を行うべきかの判断もつきませんし、適正な調査費用も分かりません。

そこで、雨漏り診断・修理で失敗しないコツとして、以下の2点を意識していただければと思います。

(1)相見積もりを取る
(2)雨漏り診断士の資格を持つ業者へ頼む

まず、必ず相見積もりを取りましょう。1社だけ妙に高い見積もりがあった場合、その業者は不当に高い金額を提示している可能性が高いです。
最初の1社にそのまま依頼するのではなく、必ず複数の業者へ診断を依頼し、ご自身が最も信頼できる・納得できる業者へ頼みましょう。

次に「雨漏り診断士」の資格を持っている業者へ依頼しましょう
雨漏り診断には、実は専門の資格があります。NPO法人 雨漏り診断士協会という組織が管理・運営する「雨漏り診断士」です。

同協会のホームページには「雨漏り診断士」の資格が設けられた経緯が次のように記されています。

既存建物のストック活用が進む状況下において、リフォーム詐欺や、適正な能力を有さない者による施工トラブル等も増加する傾向にあります。 雨漏り診断士協会は、それらのトラブル発生を抑えるべく、『技術者の職業能力開発』の一環として、雨漏りに関する調査研究、及び、教育研修を実施すると共に、公正な立場で診断を行う『雨漏り診断士』の資格を付与し、雨漏り診断業務の適正化を目的に活動しております。

NPO法人 雨漏り診断士協会「協会の活動」より

雨漏りは手抜き工事や詐欺といった施工トラブルも多いため、きちんと雨漏り診断の能力があることを証明する資格として誕生しました。

資格認定者は、同協会のホームページで都道府県別に調べられます

認定登録『雨漏り診断士』都道府県別一覧(一部)
http://www.amamorishindan.com/qualification/member.html
※一部なので、こちらに掲載されていない方もいらっしゃいます。

試験も決して簡単ではなく、受験者ほぼ全てが合格できるわけではありません。合格率は公表されていませんが、インターネットの情報を拝見していると、現在は70〜80%あたりを推移していると思われます。

雨漏り診断士の資格保有者は、文字通り技術も心構えも「雨漏り診断のプロ」として認められた方々です。安心してご自宅を託していただけると思います。

トラブルの多い雨漏り診断・修理だからこそ、ここまでお伝えした費用相場や注意点などを踏まえて、慎重に業者を選んでください。

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