この記事をご覧になっている方は、おそらく外壁塗装工事を検討しているのではないでしょうか? もしかしたらこの記事にたどり着くまでに色々と情報を得て、「塗装が大事なのはわかってるけど、費用が……」と思っているかもしれません。
この記事では、塗装工事の費用をなんとか安く抑えるためのポイントを解説していきます。
安く抑えるポイント6選
その1:早めに予約
塗装業者の都合にこちらが合わせることで、費用の交渉余地を作り出します。こちらのスケジュールに余裕があれば、複数社に見積もりを依頼して比較するなどの対応が可能となります。
その2:閑散期を選ぶ
地域にもよりますが、気温が安定している・日照時間が長い・雨が少ないという条件が当てはまる、3~5月、10~11月が塗装に適していると言われています。優良業者はこの期間の予約はすぐに埋まってしまいます。
逆に、これらの時期を避けて外壁塗装工事を依頼することで、費用交渉の余地が生まれる可能性があります。適した季節ではないと聞くと不安になるかもしれませんが、決して施工できないということではありません。
その3:複数社に見積もりを依頼し、比較する
坪数からだいたいの外壁塗装費用の相場は割り出せますが、家の状況は一軒一軒違います。そこで、実際に外壁の状態を確認してもらって見積もりを依頼することになるわけですが、1社ではなく複数社に見積もりを依頼しましょう。
複数社に依頼することで、あなたの住む家の相場がわかりますし、悪徳業者を見極める手がかりにもなります。
その4:安い塗料を使う
「安い塗料」と聞くと、耐久性が心配になってしまうかもしれません。ですが、塗料の価格は高いものを選べばよいというわけではありません。
予算と塗料に期待する耐用年数を整理し、塗料のグレードを下げる余地がないか検討してみましょう。価格と耐久性のバランスの良さから、現在ではシリコン系塗料が広く使われています。
その5:現金で支払う
近年ではクレジットカード払い対応の塗装業者が増えつつあります。ですが、塗装業者側はクレジットカード決済サービスを提供するにあたって、売上金額の数%を手数料として支払う必要があります。
つまり、塗装業者の利益が減ってしまうことになるので、値下げの交渉が難しくなる可能性があります。
その6:屋根塗装と同時に施工する
一度にかかる塗装費用は増えてしまいますが、外壁塗装と屋根塗装を同時に施工することで、塗装工程以外の足場代などが一度で済む分、長い目で見ればコストダウンにつながります。
分割払いや補助金を利用して負担を減らそう
外壁塗装工事費用を安く抑えるためのポイントを紹介しましたが、そうは言ってもそれなりの金額を支払うことに違いはありません。
ここでは支払いの負担を軽減するための情報を紹介します。
自治体の助成金を活用する
あなたのお住いの自治体が、外壁塗装に対して助成金を支給する制度がないか調べてみましょう。
ただし、専門的な知識がないと、どのような支援の対象になるか判断できない可能性があります。また、申請には書類の提出などが必要になるので、塗装業者に相談してみることをおすすめします。
地元の塗装業者であれば、自治体の助成金についての知識を持っている可能性が高いでしょう。
分割払いを利用する
外壁塗装工事費用を一括で支払うことが難しい場合は分割払いも視野に入れましょう。
塗装業者がクレジットカード払いに対応している場合は、対応しているカード会社や分割回数について問い合わせてみてください。金融機関のリフォームローンもあります。
ただし、分割払いを利用する際は金利をしっかりと確認してください。せっかく外壁塗装工事費用を安くできたとしても、金利で高くなってしまっては意味がありません。
費用を抑えようとしたつもりが……気をつけたい行動
塗装は必要……でも費用が高い。なんとかして安く抑えたい気持ちは皆さん一緒です。けれど、気持ちばかりが先走ってしまって陥りがちな、気をつけたい行動を紹介します。
実際に外壁塗装工事を依頼する際は一度立ち止まって、自分が当てはまっていないか注意してみてください。
過度に値切る
いくら良心的な塗装業者でも、赤字になるような金額では施工できません。もし無理に値切ってしまうと、本来は必要な工程までも削らざるを得なくなってしまいます。
そうなってしまっては塗料本来の性能が発揮できず、劣化が早まり結局またすぐに塗装工事をすることになってしまいます。
クレジットカードでリボ払い
リボ払いは月額の金額を安く抑えることができますが、元金の減りが遅いため、結局金利分が高くついてしまいます。
自分で塗る
自分の家を自分でメンテナンスする充実感はあるかもしれませんが、失敗するリスクと安全性を考えると、避けた方が無難です。
塗装業者がしっかり足場を組んで作業するのは、安全・確実に作業するためです。
訪問販売で即決
「今だけ」「独自の塗料」など、甘い言葉に騙されてはいけません。他の業者とは比べ物にならないような低価格に飛びついたために、比べ物にならないような低品質の塗装をされてしまうケースがあります。
少なくともその場で即決しないようにしましょう。
外壁塗装工事は計画的に
いかがでしょうか。ここまで外壁塗装工事費用を安く抑えるためのポイントを紹介してきました。
早めの予約や複数社への見積もりなど、「意外と普通」と思われたかもしれません。ですが、普通ではない値引きは悪徳業者の可能性があることもご理解いただけたと思います。
失敗しない外壁塗装工事に近道はありません。数年先の外壁塗装を見越して予算の積立てを始めておくなど、早めの計画が重要です。
この記事をご覧になった方の外壁塗装工事が、1円でも安くなることを祈っております。