シロアリが家に発生すると、木材を食べてしまうため建物の強度が弱くなる恐れがあります。

知らずのうちに食害が起きていたら、堪ったものではありません。

そのため実害がまだでていないくても早めにシロアリ対策を行うことをおすすめします。

場合によっては、シロアリ被害の発生しにくい環境にするためにリフォームを検討するのも良いでしょう。

今回の記事では、シロアリが発生する原因と場所、被害例と対策方法についてご紹介いたします。

シロアリが発生する原因

 

シロアリが発生する原因は人の住む「家」がシロアリにとって食物の宝庫だからです。

シロアリは住宅に使われていることが多い木材を好んで食べる傾向があります。

また、シロアリは湿度が高い場所を好みます。

見渡す限り餌にできる木材が確認できて、日が当たらない部分もある人の住居は、活動拠点に適している場所と言えるでしょう。

他にも、シロアリは春から夏にかけて、あたたかくなる時期に活発的になります。

しかし、家に棲みついている場合は冬であっても人の使う暖房によりあたたかさが維持できるため、一年を通して活動しやすいです。

シロアリは家に住んでいる方なら誰でも被害にあう恐れがあるため、発生する原因を知った上で対策を立てる必要があります。

シロアリが発生しやすい場所

シロアリが心地よいと感じる環境こそ、活動拠点にされやすいです。

知らずのうちに、シロアリをおびき寄せていることがあるので注意していきましょう。

ここでは、シロアリが発生しやすい場所についてご紹介いたします。

お風呂

1つ目は、水気の多いお風呂の床下です。

湿気が溜まりやすく、乾燥することが少ない場所のため、シロアリにとって絶好の活動ポイントとなります。

窓を開けて換気することが少なかったり、1日2回はシャワーを浴びる習慣があったりと、常に水気をただよわせている場合は注意が必要です。

また、床がタイルでできた浴室は、通常の浴室よりも水を吸いやすいので気をつけていきましょう。

お風呂の周りを中心に、木材の食害が出ていることも多いです。

近くに川がある家・部屋

2つ目は、近所に川が確認できる家・部屋です。

川の水気によって、家の周りの湿度も高くなる傾向があります。

乾燥が少ない地域は、シロアリにとって住みやすい環境です。

梅雨など雨が多く降る時期こそ、湿度も高くなりやすいため注意が必要です。

川を埋め立てて建てた家にも、湿気が溜まりやすい傾向があります。

同じ家でも、川に近い部屋と遠い部屋では、シロアリの出現率が違ってきます。

一階にある部屋

3つ目は、家の床下に面している一階の部屋です。

シロアリが家に侵入しやすいルートとなります。

場合によっては、固まった数が一気に発見できます。

湿気が溜まりやすく地上に近い部分のため、シロアリにとって格好の活動的スポットです。

一階の外壁こそ、シロアリの食害も多いと言えます。

何年もリフォームをしていない部屋

4つ目は、経年劣化により木材が古くなっている恐れがある家・部屋です。

一度もリフォームしたことがない部屋の木材は、老朽化している恐れがあります。

シロアリは柔らかくなった木材が大好物。

年数が経って古くなった押入れ、畳まわりなどもシロアリが住みつきやすいです。

シロアリによる被害例

シロアリ被害は家のあらゆる場所で発生する恐れがあるので気をつけていきましょう。

床下の木材はもちろん、フローリング、畳、家に置いてある段ボールまで食べることがあります。

酷い場合には、コンクリートに穴をあけ侵入し家全体の木材に食害が及ぶこともあります。

廊下を歩くとミシミシ音がする、床が水気で歪んでいる場合もシロアリによる被害かもしれないので注意が必要です。

シロアリの対策方法

シロアリによる食害を防ぐためには、早いうちに対策を立てる必要があります。

事前に準備をしておくことで、被害を最小限に抑える期待が持てるでしょう。

ここでは、シロアリの対策方法についてご紹介いたします。

 

湿気を逃す

1つ目は、シロアリが好む環境を減らすことです。

シロアリは水気がある、湿気が高い場所を好む傾向があるため、こまめに換気する習慣を身につけてください。

特にお風呂場など、水まわりを中心に換気を行いましょう。

なかなか部屋の窓を開けられない方は、換気扇を回す方法がおすすめです。

室内に光を差すために、カーテンもこまめに開けましょう。

よどんだ空気を感じる場所こそ、シロアリが活動するのに適しているスポットです。

湿気を逃して「人こそ」住みやすい環境を作っていきましょう。

シロアリが好むものを家の周りに置かない

2つ目は、シロアリの餌になるものを取り除くことです。

シロアリは、木材、段ボールが好物のため、なるべく家の周りに放置することを避けてください。

観葉植物や盆栽を外に置いている方も注意が必要です。

無意識のうちにシロアリの好物を放置している方も多いので気を付けてください。

シロアリが好むものを取り除くだけでも対策になります。

シロアリが侵入するルートを防ぐ

3つ目は、シロアリが室内に侵入することを徹底的に防ぐ方法です。

シロアリは、木材が傷んだ部分などの隙間を狙って家の中に入ります。

体が小さいため、わずかな隙間でも通り抜けます。

木材が傷んでいる部分があれば、修繕を考えてみてください。

「隙間風を感じる」「暖房を入れてもなかなかあたたまらない」と感じる家には、傷んだ部分がある確率が高いです。

シロアリ対策をする上で、前々から家のリフォームを考えていた方は、思い切って外壁工事に踏み切るのもおすすめです。

シロアリ対策のアイテムを使う

4つ目は、シロアリ駆除アイテムを使うことです。

市販のアイテムの中には、スプレーをかけるだけで効果を期待できるものも多いです。

事前にシロアリ予防のために使ってもOK、食害を確認したタイミングで使っても良いでしょう。

アイテムによっては、一度使った後、しばらくの期間は対策しなくても良いものもあります。

一度の使用で、長い期間シロアリ対策を取ることができます。

きつい匂いが苦手と感じる方は無香料タイプのものを選ぶといいでしょう。

シロアリ対策のアイテムは、手軽に購入、できるのがメリットです。

リフォームをする

5つ目は、シロアリ対策のリフォームを検討する方法です。

築年数が古い住居に住んでいる方こそ、気になる家の部分を修理していきましょう。

雨漏りがする、家全体がミシミシと音がすると感じる方は必見です。

古い木材こそシロアリにとって大好物、餌の元を取り除き、住み心地の良い家で暮らしていきましょう。

プロだからこそ見つけられる問題もあるので、すぐにリフォームに踏み切るのではなく、一度業者の方に家の状態を確認してもらう方法もおすすめです。

点検、見積もりのみの場合、無料で受け付けてくれる業者も多いです。

シロアリ被害が起きそうな場所への対策や、実害を修復するためにリフォームを行うことで、シロアリを寄せ付けない快適な家で過ごせる期待が持てます。

シロアリにとって快適と言える環境を手放したり、家の隙間をなくしたりする対策を立てていきましょう。

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