防水工事の費用相場がわからないあなたへ!防水工事の費用の相場は?

防水工事をしたい、と思ってもその相場はよく分かりませんよね。少し調べてみても防水工事の費用は幅があり、結局「よく分からないから専門家に任せよう」と思われるかもしれません。
しかし、全てを業者任せにしてしまうと最悪の場合、悪徳業者に施工を依頼してしまうことも考えられます。そのせいで修理費用がかさんでしまうこともあり得ます。
それを防ぐためにも、防水工事の大まかな相場を知っていて損はありません。

本記事では、防水工事の費用の相場と見積もり時に気を付けることを紹介します。

水から家を守る5つの防水用法

では、水から家を守る防水工事は次の5つがあります。

1.ウレタン防水
2.シート防水
3.FRP防水
4.アスファルト防水
5.シーリング防水

それぞれ説明していきます。ウレタン防水は一般的な防水工事の手法の一つです。手軽で価格が安いこともあり、DIYでベランダの防水をする人も増えてきています。
ウレタン防水は3種類の工法があり、それぞれ密着工法、メッシュ工法、通気緩衝工法です。用途や機能により工法を使い分けています。

シート防水は、屋根や外壁の下地に塩ビのシートを貼り水の侵入を防ぐ手法です。
この工法は、2種類あり、接着剤で防水シートを下地に接着していく接着工法と金具で防水シートを下地に固定する機械固定工法です。下地の状態により手法を選択します。

FRP工法は、航空機や自動車にも使用されているFRPというプラスチックを用いて、防水層を作る工事です。
工法は主に1種類で、下地にシート状のFRPを敷き詰めポリエステルで固め何回か繰り返した後、トップコート(表面保護)の塗布をする工程です。

アスファルト防水は液状の溶融アスファルトと、アスファルトのシートを組み合わせて防水層を作る工事です。工法は3種類あり、熱工法、常温工法、トーチ工法です。

シーリング防水は、外壁やタイルなどの建物のすき間をシリコンやウレタンなどの水を通さない樹脂で埋める工事です。

防水工事の費用の相場

防水工事の費用の相場をまとめた表が下記になります。

工事の種類工法の種類単価1㎡あたり(円)
ウレタン防水密着工法3,500~5,000
メッシュ工法4,000~5,500
通気緩衝工法6,000~8,500
シート防水(塩ビ)接着工法4,000~5,500
機械固定工法4,500~5,500
FRP防水トップコート1,500~3,000
一般工法4,500~7,000
アスファルト防水トーチ工法5,500~8,000
シーリング防水打ち増し500~800
打ち替え800~1200

費用の相場は防水の種類だけではなく、その工法でも大きく変化します。ウレタン防水を例にすると密着工法と通気緩衝工法では、2,500円~3,500円もの差が出ています。
これはウレタンを塗布するほかにも、通気口をつける作業、材料が生じているためです。このように防水工事の内容だけではなく、その工法にも着目しましょう。

防水工事以外に掛かる費用

防水工事の費用はそれぞれの工法に掛かる費用だけではないです。
防水工事を行うための、下準備にも費用が掛かります。例えば、ウレタン防水の密着工法を例に説明します。

ウレタン防水の工程は、七つあります。
高圧洗浄、下地補修、下地処理(ケレン清掃)、プライマー処理、中塗り、上塗り、トップコート塗布です。

この工程の中で高圧洗浄、ケレン清掃、下地処理を前準備として行います。プライマー処理、中塗り、上塗り、トップコート塗布がウレタン防水工事に含まれる工程です。
今回の例だと、前準備として、高圧洗浄、下地補修、下地処理の費用も発生します。

前準備の一般的な相場を表に示します。

工事の種類費用の相場(円)
高圧洗浄200
※1㎡あたり
下地補修2000
※一箇所あたり
下地処理100
※1㎡あたり

このように防水工事の際には、前処理にも費用が掛かることを把握しておきましょう。

防水工事における追加費用

防水工事を行う際は、前処理費用と防水工事費用の二つが発生します。それ以外にも発生し得る費用を紹介します。

一つ目は下地の補修費用です。下地の状態が想定より悪い場合には、追加費用が掛かることもあります。
防水工事のみの費用の想定よりも時間がかかり工期が増え、人件費が発生するためです。ここで下地の補修を怠ると防水膜の機能や耐久性劣化も早まる恐れがあります。そのため作業工程ごとの確認をお勧めします。

二つ目は、荷揚げ荷下ろしにレッカー車を使用することによる費用もあります。人力で荷物の運搬が難しい場合に使用することもあります。
これら全ての工程が追加で発生し、費用が追加されるわけではありませんが、追加で費用が発生するかもしれない、ということは把握しておきましょう。

このように、一言で相場といってもその内訳までは分かりません。そのため、相場だけを見るのではなく、専門家の方に見積もりを依頼し正しい工事費用を算出しましょう。

では、このウレタン防水を具体例とした場合の総額をまとめてみましょう。工事の面積は全て30㎡、下地補修箇所は1000箇所と仮定します。その見積もりが下の表です。

名称概要数量単位単価(円)金額(円)
高圧洗浄302006000
下地補修10箇所200020000
下地処理ケレン清掃301003000
ウレタン防水密着工法303500105000
合計134000

これは1例ではありますが、防水工事を考える際には見積もりを取るようにしましょう。

これだけは要チェック!見積もり時のチェックリスト

では、見積もりを取る際にはどのようなことを注意すればいいのでしょうか。注意するポイントを5点紹介します。

1.相場に合った見積もりかどうか

防水工事を考える際、安すぎる見積もりの場合は一旦考えましょう。防水工事の費用は多少の差はあれど、相場を大きく下回ることはないはずです。
もし、安すぎる場合は手抜き工事の可能性もあります。相場に合った値段かどうかを判断することが大切です。

2.見積もりの内容を丁寧に説明してくれる

見積もりの内容に対して、丁寧に解説をしてくれる。さらに、こちらの質問に対して分かりやすく説明してくれるかも重要なポイントです。
もし、業者が答えられないようでしたら工程や費用に対して根拠なく設定したのかもしれません。こちらの疑問に対して的確に答えられる業者をお勧めします。

3.契約を急かさない

契約を直ぐにしようと急かしてくる業者は要注意です。内容を他社と比較してほしくない可能性が高いです。必要な情報を精査してから契約をするように心がけましょう。

4.相見積もりを取る

相見積もりを取り、複数業者の提案を比較しましょう。(相見積もり:複数の業者から見積もりを取ること)。これを実施することにより、施工内容や価格を比較できます。
その際、他の業者にも「相見積もり中です」と断りを入れてから進めましょう。また、極端な値下げ交渉はやめましょう。安くするために、防水工事の工程が削減されると元も子もありません。

5.見積もりに工事の内訳が書いてある

見積もりの内容に、工程ごとの値段が提示されているかを確認しましょう。例えば、「○○工事一式△△円」のような記載の場合は注意しましょう。
工事といっても複数の工法があり、値段も変わります。もしかしたら、高い工法の見積もりなのに、安い工法で工事するかもしれません。必ず、見積もりを取る際は細かな内訳まで提出してもらうようにしましょう。

まとめ

一般的な防水工事の費用について紹介しました。
防水工事をしたいと思っていても相場もよく分からない、見積もりを貰ったけどこの値段が適正かわからないという方は、参考にしてください。
防水工事の相場を知ることで見積もり金額が適正であるかの判断ができます。また、見積もりをする際の5つのチェックポイントを紹介しました。
見積もりをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分自身も理解し納得することを心がけましょう。